ケーススタディ:牛

Forcible impregnation of a dairy cow.

人間同様に牛も出産後に母乳が出るようになります。妊娠には、人間が牛の肛門から手を入れ、精子注入器が膣 に行くように動かしていきます。牛乳の生産の為にこの過程が毎年繰り返されます。産後まもなく、生まれた子牛は母牛から引き離され食肉用子牛(veal) 又は乳牛にされる宿命となっています。4年~6年間このように牛乳を生産する道具として酷使された後、母乳が出なくなると経済的な価値が下がり、最終的に 屠畜されファーストフードのハンバーグになる運命をたどります。乳製品の使われているオーガニックな餌や草で育った乳牛たちは屠殺場で殺されていきます。

ケーススタディ:卵

卵の生産に使われる鶏の一生は孵化場で始まります。雄の雛は卵を生まないため価値がないとされ、生まれた直後に殺され、ゴミ袋のなかで窒息死したり、ゴミ として捨てられたり、寒気や熱さで死んでしまうことがあります。雌鳥は人間の為に一生を卵を生み続け生涯を終えます。18ヶ月経つと、卵の生産率が低くな り、経済的な価値がないと判断され、18ヶ月という若さで雌鳥は殺されていきます。卵の生産を繰り返すため身体は衰弱し質が悪いので、人間の食料には使え ないとペットフードとして処理されます。オーガニック、平飼い、ケージフリーで生産された卵でさえ、すべて最終的には殺される鶏から生産されたものです。

な ぜこのような畜産状況になってしまったのでしょうか?言うまでもなく畜産動物は選択もできないまま、生きたいという意志も無視され人間の欲望のために殺さ れていきます。屠殺場で最期を遂げる運命を選ぶ生き物はありません。畜産業では動物は苦しみや人道的な行為とは関係なく、単に人間の利益を基にした価値感で捉えられています。生き物としての価値は一切認められていません。人間は乳製品、卵、肉という人間が消費するための製品として動物を育てます。動物の権利という概念は欧米、特に欧州の国々では認められているが日本では全く論理的、法的視野からは完全にはずれています。

最 近ではより多くの人々が、人間の利益のために、意志に反し動物に強制的に苦しい境遇を強いることは間違っていることを認識しています。法律で守られるべき ではないか。。。でもそれだけでは足りません。人種差別廃止法のみが差別を覆したわけではないのと同様動物は単に人間に役立つために存在するという視点を 覆すには及ばないでしょう。最も強力な変革とは、賛同できない行為には参加しないこと、そして動物の権利を搾取するようなシステムを支援する行為を止めることなのです。

こ こまで読み進んでいる間にも、アメリカでは5万以上の動物が殺されています。これを止められるのはあなたです。何ができるでしょうか?意志を無視して動物 を使っている行為は、社会の至る所で起こっていることです。そして私たちの多くはそのことについて考えを巡らせたことさせないでしょう。しかし動物の権利 を搾取してまでも人間の利益を優先することが間違いと感じたとき、動物を苦しめている抑圧的システムを拒むことで強力な抗議ができるのです。乳製品、卵、 肉のために殺される動物たち、動物園、サーカス、動物実験、毛皮などに使われる動物たちはみな、人間が価値の低いものと決めて搾取した生命なのです。動物 製品を食べない、動物園やサーカスには行かない、動物実験をした製品を使わない、革、毛皮、絹製品を着ないという選択が、動物の権利を搾取している行為へ の強い抗議となります。友達、家族、同僚などあなたの周囲の人々にも動物の権利が略奪されている現状と、この抑制的システムに不服従することでそれに抗議 ができるということを知らせてください。そうすることによりシステムは弱まり、動物の意志を尊重した新しい世界を創ることができるのです。

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